2008年06月18日

宮崎 勤

宮崎 勤あの事件から二十年も経ったんだね。
衝撃的な事件で、当時のニュースやワイドショーも、先日の秋葉原無差別殺傷通り魔事件以上にヒートアップしたよね。
「オタク」も流行語になった。
この頃、長男が6歳、次男が生まれたばかり。
幸い二人とも男だったから、娘を持つ親ほどには不安を感じはしなかったけど、無性に怒りが込み上げた。
精神鑑定、一般にこの言葉が理解され始めたのも、この事件がきっかけだったような気がする。
弁護側は、他に争うポイントがなかったんだろね。

最高裁が上告棄却、死刑が決定したのが二年前。
そして昨日、他の二人と共に執行された。
鳩山大臣になってから、これで13人。
死刑制度がある以上、粛々と刑が執行されるのは当然としても、執行理由や被執行者の選択理由などは明らかにされない。
「妙な言い方だが、自信と責任を持って執行できるという人を選んだ」と鳩山はいうが、このコメントで得心の行く人はいるのだろうか。
裁判員制度を目前に、終身刑も論議され始めたし、いろいろと考えなければならないね。
宅間や宮崎のように、反省もなく謝罪もない人間を裁いて殺して何になるのか。
さりとて死刑廃止論は、犯罪が凶悪化するこの国には未だしっくり来ない。
難しいね。

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「慎重にも慎重な検討を加えた」死刑執行に鳩山法相
(2008年6月17日12時27分 読売新聞)

鳩山法相は17日午前11時から、法務省19階で記者会見し、「慎重にも慎重な検討を加え、数日前に私が死刑執行の命令を下した」と、緊張した表情で述べた。
宮崎死刑囚の弁護人は、再度の精神鑑定と刑の執行停止を求める書面を法務省に提出していたが、鳩山法相は「再審が必要だという具体的な理由が主張されているわけでもなく、裁判でも完全な責任能力が認められている。慎重に調べて執行した」と説明した。
2か月間隔の執行については「特に時期を選んでいるわけではない。正義の実現のために粛々と執行している」と強調。
宮崎死刑囚らを執行した理由を問われると「妙な言い方だが、自信と責任を持って執行できるという人を選んだ」と答えた。


連続幼女誘拐殺人 宮崎勤死刑囚らの死刑を執行
2008年6月17日12時38分 asahi.com

法務省は17日、88〜89年にかけて東京や埼玉で起きた連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)について、東京拘置所で死刑を執行したと発表した。
幼い子が標的にされ、被害者宅に遺骨が届けられるなどした衝撃的な事件は、発生から20年を経て刑が執行された。
宮崎死刑囚のほか、2人の死刑も同日執行された。
死刑執行は、鳩山法相が昨年8月に就任して以来、昨年12月の3人、今年2月の3人、4月の4人に続いて4回目で、計13人。
鳩山法相は2カ月に1度の間隔で執行命令を出し続けている。
止まっていた執行が93年に再開されて以降、1人の法相のもとでの執行としては長勢前法相の10人を上回り、最多となった。
鳩山法相は執行が2カ月に1度のペースで進んでいることについて「粛々と執行させていただいている。その結果が、たまたま何カ月おきという議論だ」と述べた。
宮崎死刑囚は
(1)88年8月、埼玉県入間市で4歳の女児を車で誘拐し、山林で絞殺
(2)88年10月、同県飯能市で7歳の女児を誘拐し、山林で絞殺
(3)88年12月、同県川越市で4歳の女児を誘拐し、山林で絞殺
(4)89年6月、東京都江東区で5歳の女児を誘拐し、直後に車内で絞殺
(5)89年7月、東京都八王子市で6歳の女児を裸にした(年齢は当時)。
宮崎死刑囚は当初から殺害などの事実は認めていたが、公判に入って「もう1人の自分が現れた」などと述べるようになり、刑事責任能力の有無が最大の争点となった。
一審段階の鑑定は、責任能力を完全に認めるものから限定的とするものまで3通りに分かれた。
97年4月の東京地裁判決は、「人格障害の範囲だった」とする鑑定を採用。
責任能力があったと認定して死刑を言い渡した。
二審・東京高裁も01年6月に完全な責任能力があったと認めた。
06年1月に最高裁が「性的欲求を満たすための犯行だ」と述べて被告側の上告を棄却する判決を言い渡し、同年2月に死刑が確定した。
法務省によると、ほかに執行されたのは、東京拘置所の陸田(むつだ)真志死刑囚(37)と大阪拘置所の山崎義雄死刑囚(73)。
陸田死刑囚は95年12月、兄と共謀し、勤めていた都内の風俗店事務所で店長(当時33)と経営者(当時32)をナイフで刺すなどして殺害し、財布を奪った。
2人の遺体をコンクリート詰めにし、茨城県の鹿島港に捨てた。
山崎死刑囚は85年11月、共犯の男と共謀し、知人の仙台市の主婦(当時49)を絞殺し、自殺に見せかけて保険金約700万円を受け取った。
90年3月、別の男とともに、保険金目的で香川県の男性(当時48)の頭を鉄亜鈴で殴るなどして殺害し、遺体を高知県内に遺棄した。
死刑確定から執行までの期間は、宮崎死刑囚が2年4カ月、陸田死刑囚は2年8カ月、山崎死刑囚も3年4カ月となっており、「約8年」といわれてきた期間が大幅に短縮されたことになる。

     ◇

〈連続幼女誘拐殺人事件〉88〜89年、東京や埼玉で女児4人が相次いで誘拐、殺害された事件。捜査が進展しない中、被害女児宅に「鑑定」などと書かれた段ボール箱が届いた数日後、マスコミには「今田勇子」の名で告白文と題する犯行声明が届いた。
89年7月23日、宮崎勤死刑囚が強制わいせつの疑いで現行犯逮捕された。
06年2月、死刑が確定した。


[連続幼女誘拐殺人]異様さ際立つ事件…3通りの精神鑑定
2008年06月17日11時55分 毎日新聞

連続幼女誘拐殺人事件は、残忍さだけでなく、遺骨を被害者方に運んだり、犯行声明を郵送するなど異様さが際立っていた。
宮崎死刑囚の自宅の部屋からは大量のビデオなどが見つかり、倒錯した幼児性愛もクローズアップされた。
宮崎死刑囚は事件のさなかに、「今田勇子」名の犯行声明と遺体の顔写真を女児宅や新聞社に送りつけ、犯人像や意図を巡る推測が飛び交った。
1審判決は、「犯行を遺族や報道機関に告知して自己を顕示するとともに捜査のかく乱を企図した」と認定した。
8畳ほどの自室には、大量のビデオテープやコミック雑誌が積み上げられ、警察の捜索より前に異様な部屋の様子が大きく報道された。
「おたく族」という言葉が流行語になり、事件の背景が幅広く論じられた。
宮崎死刑囚は公判で「覚めない夢の中でやったような感じ」「別の島のことのように思う」などと発言。
精神鑑定の問診でも「『ネズミ人間』が出てきて恐怖の中にたたきこまれ、後は分からない」「自分の分身が(女児を)車に連れ込み、解剖行為をした」などと述べ、3通りの精神鑑定が出る異例の経過をたどった。
鑑定の一つは、宮崎死刑囚が「多重人格」に陥り、小児性愛や死体性愛の傾向を持つ別人格が犯行に及んだとの見方を示し、社会の関心を集めたが、地裁判決はこの鑑定を採用せず、完全責任能力があるとして死刑を選択した。


[連続幼女誘拐殺人]最後まで反省や謝罪の言葉聞かれず…
2008年06月17日14時22分 毎日新聞

連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤死刑囚(45)の死刑が17日、東京拘置所で執行された。
判決確定から2年余り。
宮崎死刑囚は再審請求の意向を示し、死刑制度を批判する手紙も公表したが、鳩山邦夫法相は早期の執行を決断した。
社会を揺るがした特異な事件の発生から20年。
法廷で不可解な発言を繰り返した男からは、最後まで反省や謝罪の言葉は聞かれなかった。
「絞首刑は残虐」。
宮崎死刑囚は、月刊誌「創」の篠田博之編集長に宛てた手紙の中で現行の死刑制度を批判する持論を再三展開した。
同誌06年7月号によると、宮崎死刑囚は現行の絞首刑について「踏み板(床板)がはずれて下に落下している最中は、恐怖のどんぞこにおとしいれられるのである(人権の軽視になってしまいます)」と主張。
薬物注射による執行の導入を訴えた。
また、07年5月の手紙では「この国の現行の死刑執行方法だと、死刑確定囚の人は、刑執行時は恐怖とたたかわねばならず、反省のことなど考えなくなる」(同誌07年8月号)とも述べていた。
篠田編集長によると、宮崎死刑囚からはほぼ毎月、手紙が届いた。
幻聴を訴えたり、拘置所内で放送されたラジオ番組の内容を詳細に記すこともあった。
しかし、10年以上にわたる300通以上の手紙の中で、被害者や遺族への謝罪はなかったという。
執行を聞いた篠田編集長は「全く想定していなかった。
極めて異例の早い執行だ」と驚きを隠さなかった。
「彼は病気の影響もあって無頓着で、自分がどういう境遇にあるのか、よく分からない様子だった。死刑確定の意味についてもしっかり説明は受けていないようだった」と振り返った。
06年1月に最高裁で上告が棄却された後、東京拘置所で面会した関係者に対し、宮崎死刑囚はほおづえをつきながら「(死刑は)何かの間違い」と語った。
再審請求する意向を周囲に示していたという。
なぜ、あのような事件を起こしたのか。
この疑問を解こうと、臨床心理士の長谷川博一・東海学院大教授は最高裁判決の前日から約2週間の間に8回、宮崎死刑囚と拘置所で面会した。
だが、公判で「(犯行時に)ネズミ人間が出てきた」などと不可解な供述をしていた宮崎死刑囚は、面会でも「常識では通用しない答えが多い」(長谷川教授)。
反省の言葉を口にすることもなかったという。


「執行増は異常」「抑止力ない」=法相あてに抗議書−死刑廃止議連
2008年06月17日17時12分 時事通信社

宮崎勤死刑囚(45)ら3人に対する刑の執行に抗議し、国会議員でつくる「死刑廃止を推進する議員連盟」(亀井静香会長)は17日、法務省を訪れ、死刑制度の見直しを求める鳩山邦夫法相あての申し入れ書を提出した。
衆議院議員会館で記者会見した亀井会長は「新たに3人の命が国家権力に消された。何か国民の幸せにつながっていくものが生まれたのか」と批判。
凶悪事件は減っていないとして、「(死刑制度による)抑止力がないのは明白」と主張した。
保坂展人事務局長も「執行数が増えているのは、国際社会では異常。国連で人権を主張する資格はない」と怒りをあらわにした。

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gocoo04 at 07:42コメント(0)トラックバック(0)ニュース・報道  この記事をクリップ!

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